夢見る少女じゃいられない
屋敷にまで潜入してくる厄介な性欲男「へへ、オマエを抱きたくて家まで来ちまったぜ。」
A美「ワタシの家はダメって言ったじゃんッ!バレたら親父に殺されるッ!」
そんな悪態をついたワタシだったが男の”オマエを抱きたくて”という言葉に少しときめいてしまっていた。
数分後・・・
A美「んああッ!」
温厚そうな初老の執事「A美お嬢様、いかがなされましたか!?」
A美「だ、大丈夫よ。G爺・・・。」
扉の向こうでワタシを心配し声をかけてくれる執事の”G爺”がうろたえているのが分かる。
A美「今日は・・・んあッ!・・・もう遅いから、あたなももう休んで・・・んんッ!・・・頂戴・・・。」
G爺「わ、分かりました。それでは何か御用がありましたらワタクシめのベルをお鳴らし下さいませ。お休みなさいませ、お嬢様。」
A美「ありがとう。おやすみ、G爺・・・んあッ!」
性欲男「へへ、危なかったな。だけど逆に興奮したんじゃないか?ああッ?」
A美「そ、そんなことな・・・んんんッ!」
性欲男「今日はオレがイクまで帰らねえからな。その間バレないように声上げねえようにしろよ?ふひひ。」
A美「そ、そんな・・・あああッ!」
この程度の男のテクニックで簡単に落ちるワタシではなかった。それこそ”親父”が聞いたら卒倒するくらいの男達と付き合ってきたのだ。
この時のワタシはこの男に虐げられているみじめな自分の姿に酔っていた。
そしてそんな男の言葉に興奮を覚えていた、そう、あの言葉を聞くまでは・・・。
性欲男「それにしても、オマエのような”お嬢様”がこうも淫乱だとはな。こいつはたまらんぜぇッ!」
”お嬢様”・・・ワタシはその男の言葉の”お嬢様”を聞いて急激にこの男への愛情も性欲も萎えていくのが分かった。
そう・・・あなたもワタシの”お嬢様”という”ブランド”につられた人だったのね・・・。
まるで見世物小屋の”珍獣”を見て楽しむように”お嬢様”という特殊な存在だけを目的とした付き合いだったんだわ・・・。
そういえばワタシを一切”お嬢様”扱いしなかったのは”モデ子”あなただけだったわね・・・。親友の”モデコ”、あなたが男だったら・・・。
この男は今日の情事の後捨てよう・・・。
それにしてもワタシにいつまでも付きまとう”お嬢様”という枷から自由になりたい・・・。
”親父”も”お母様”も本質のワタシを分かっていない。おつきの”G爺”さえも・・・。
ワタシは”お嬢様”などという高尚な人物ではない。
本来のワタシは性に奔放で怠惰な女だ。
ああ、誰かワタシを”お嬢様”などという色眼鏡で見ない”素”のままのワタシを愛してくれる男はいないかしら?
そんな男にならワタシを滅茶苦茶にされてもいい・・・。
誰か助けて。ワタシを取り囲む”お嬢様”という堅牢な牢獄からだれかワタシを助けてよぉ・・・。
作者ひとりごと
公式のトレーニング企画で久々に登場した”A美”さんをこれまた公式の”エロい表情”で投稿してみました。
ちなみにタイトルは女性歌手の”相川 〇瀬”さんの楽曲からとっています。歌詞の内容も”A美”さんのイメージに近いワタシの大好きな曲となっています。
本来の”A美”さんにはコレといった人物の型はなかったのですが(←登場当時は名前だけの存在だったり、明確なキャラ付はなかったです)、リファインをきっかけに”カラテカ”や”お嬢様”の設定が追加されましたw
ただ、性に興味深々の性格はそのままですかねぇ( ̄▽ ̄:)
それでは今回はこのへんで。
最後まで読んでくれたアナタが大好きです。愛してまーす(/・ω・)/
呪文
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