小説『仲買嶋モナカ/終末桜は開放的に』【ニャンノ世界】
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新生活…とはなんだろうか…
終末のニャンノ世界にて
日常は築けるかというと
そうではない…
むしろ、残酷で、時に無慈悲な不条理に
溢れていた…
娯楽なんてなく…
むしろ、悲劇ばかりが跋扈する
そんな世界で
2人は、旅人と仲買嶋モナカは
仲買嶋粒子家電量販店を拠点に
生きている
姉の仲買嶋から示された
依頼をこなしながら
日銭を稼いでサバイバルする
「なぁ、モナカ」
「なんですか旅人さん」
「桜が…綺麗だな」
「ですね…」
荒れた瓦礫…崩壊した建物
周囲には人なんてものはなく…
ニャーニャガヤには
怪異や危険な存在が蠢く
そのなかで見た桜に名前を付けるなら
「終末桜…かな…」
彼は呟いた
旅人…
「ねぇ、覚えてるかい、僕はこれまでも死にかけたことがあるって」
「はい…」
旅人は彼女の手を繋ぐ
彼の手が震えていた
「僕は…アイスクリーム屋さんに救われたんだ…もし、あの時、あの話がなかったらって考えるみたいにね」
未知、未開の砂漠地帯で救われた
名もなき旅人は、こうして、
今、隣に仲買嶋モナカがいて、
桜を見ている。
モナカは…旅人の方を見て
服を脱ぎ始める
「ちょっ、モナカ…」
彼女はまだ、少女である
旅人は焦り…
脱いでいく姿にドキドキしていた
下着を脱いだ時に見える黒々とした
大人へと成長していく証の毛が
生えていた…
モナカの陰門に生えた毛に
男である旅人は自身の陰茎を勃起させ
かたくさせていく
未成熟な乳に反して、モナカの股は
成熟していた…
アシンメトリーな境界線
桜並木の通り道
脱ぎ捨てた衣類を綺麗にアスファルトの上に置き靴だけを履いてたっていた。
眼をそらさず冷静に…
彼女は…愛しの男を見つめていた
心臓の鼓動が早くなる…
彼にも聞こえてるのではないかと
不安になってゆく
股がしっとりと濡れている
股から愛液がとろりと出て
足元を伝う月下の華にて
「旅人さん、今回は特別ですから…」
真剣な眼差しで頬を染めながら
言葉に発した彼女の愛に
旅人はこたえる…
「モナカ、僕も…」
彼は、モナカの熱意に答え、服を脱いでいく、引き締まった体と立派な命の先っぽに
モナカは股をおさえ、恍惚に脳が快感する。
(男の人の裸…お父さん以来だな…)
モナカは脳内で楽しかった日々を
思い出す…、あの頃の、日常は決して戻れない…お父さんは…モナカのお父さんは
姉妹を守って死んだのだから…
晴天アポカリプス…其は
彼らにとっての悲劇だった。
「お父さん以外の男の裸、はじめてなんです…」
「僕も、君がはじめて…だから…」
「なら…よかったです…」
好きな人の裸…はじめて同士の生まれたままの姿を…衣のない、本当の彼らが今、相対していた…
互いの体を見やる月の光に照らされながら
異性の体は彼らにとって、よい刺激だった…
陰茎が固くなる、ドクドクと血液が回ってきたのだろうか…体が火照る、幸福感と外に出たことによるドーパミンが
彼らの脳内を刺激する
「モナカ…」
旅人は手をあげる
「陰毛、もっと近くで見たい」
「あっはい…、その代わりに…私も旅人さんの…」
地面の方へ視線をやる…
「オチンチン…見ても…いい…ですか」
両手を蟹の足のように動かしながら
赤面しつつモナカは話す…
恥じらいの中にある性への好奇心が
成せる技なのか…
彼の陰茎から白い液がもたもたと
びゅっと出て灰色のアスファルトを白い液体がポタポタと垂らす
「モナカ…いいよ…」
彼の胯間の毛も茂っていた
互いの毛が密接に絡み付いたとき
どんな化学反応が起こるのだろうか…
未知数…触れるまでは
まだ未体験、ある種、それは新性活だった
モナカは桜に例えれば蕾である…
子供でもなく、大人でもない
まだまだ青い果実である。
しかして、卵巣は大人の卵巣と同じく成長しており、陰毛は胸に対して熟していた
彼は旅人はモナカの毛をじっと見る
鼻息が毛に触れるたび、
彼女の交感神経を刺激する…
大好きな人が、モナカの毛を…
彼女の毛を見ている…
モナカの毛は、陰門の辺りをびっしりと
覆っていた…植物のごとく…森林のごとく
毛の匂いを嗅ぐために更に顔を近づけると…
産毛のようなものがあるのを確認する
終末世界は…何が起こるかわからない
ケアなんてしていても、死ねば一貫の終わり、彼らが剛毛な背景には、
ニャンノ世界の過酷さを感じさせる…
日常の当たり前が不確定要素となりつつ
あったのだ…
終わらない戦争…
道ですら異形のもので
溢れている…
いったい、いつになったら…
解放されるのだと…
憂鬱に胸を鳴らす解放の音楽は
まだまだ見えない…
旅人はモナカの陰部を見ている
先の先まで毛で覆われている
そして、彼は舐めた
「あぅっ」
唾液が股を濡らす…
舐められたという感触…
しかし、好きな人のソレは
モナカを高揚させるのに十分だった
クールなようでいて、頬を染める
蜂蜜…陰毛の匂いは芳しく
彼を魅了する
舐めるのをやめてと言われても
やめないだろうと彼女は思った
なぜなら、モナカは気持ちいいと感じていたから
「んっんっ」
口を閉じつつも感じてる声が
聞こえ、旅人はしゃがみ、
陰毛を舐め、時には鼻を当てる…
2人は脱いだ瞬間に性というものを
解放したのだ…
服に覆われた理性を取っ払って欲望の坩堝に神に魅了されていくのを感じながら、
彼は舐めながら視線を見上げ
モナカの顔を見る…
呼吸してるのか肋骨の線が膨らんだり、収縮したりすることで見える
モナカは無乳だ…これから、発達するのかもしれない…だが、たとえ、無乳だとしても…いや、無乳だからこそ、旅人は
姉ではなく、モナカを選んだの…
旅人は頭を振った、モナカも姉も愛したいだからこそ、全力で応えれる男になりたいと心に抱く…
肋骨の方を見る目と目があう…
互いに人間だ…しかして、骨も同じであるが、形、形状は似ていれど、皮膚やその他要素で個性になる。
だが、骨になったら、どうなるのか…
個性はあるのかと…
旅人は胸を揉み肋骨を触りながら…
モナカを見る
「モナカ…愛してる…」
明日なんてわからない…
命なんて消えていく
死ねば終わりな現状に
口約束では足りないかもしれない
愛の言葉を語りかける
罪…人間というのは…
創世以前より抱いていた
原罪を背負っている
だからこそ、ニャンノ世界は
黙示録的世界になったのだろうと
人はそれぞれ悲しみを負っている…
だが、それでも尚、生きたいと思う意志が
前へと進ませる…
モナカは彼の背中に手を回す
大きな体に対してモナカは小さくか弱い
だけど、此処まで生きてこられたのは
互いが互いを思ってきたからこそ
だった…
「うん…んっ」
キスをする濃厚なキスを
月光照らす桜の下で
互いのバージンを捧げてゆく
小さな小さな生命の物語を紡ぎながら…
Previous〈全年齢〉【ニャンノ世界】
小説『終末桜の木の下で』
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終末のニャンノ世界にて
日常は築けるかというと
そうではない…
むしろ、残酷で、時に無慈悲な不条理に
溢れていた…
娯楽なんてなく…
むしろ、悲劇ばかりが跋扈する
そんな世界で
2人は、旅人と仲買嶋モナカは
仲買嶋粒子家電量販店を拠点に
生きている
姉の仲買嶋から示された
依頼をこなしながら
日銭を稼いでサバイバルする
「なぁ、モナカ」
「なんですか旅人さん」
「桜が…綺麗だな」
「ですね…」
荒れた瓦礫…崩壊した建物
周囲には人なんてものはなく…
ニャーニャガヤには
怪異や危険な存在が蠢く
そのなかで見た桜に名前を付けるなら
「終末桜…かな…」
彼は呟いた
旅人…
「ねぇ、覚えてるかい、僕はこれまでも死にかけたことがあるって」
「はい…」
旅人は彼女の手を繋ぐ
彼の手が震えていた
「僕は…アイスクリーム屋さんに救われたんだ…もし、あの時、あの話がなかったらって考えるみたいにね」
未知、未開の砂漠地帯で救われた
名もなき旅人は、こうして、
今、隣に仲買嶋モナカがいて、
桜を見ている。
モナカは…旅人の方を見て
服を脱ぎ始める
「ちょっ、モナカ…」
彼女はまだ、少女である
旅人は焦り…
脱いでいく姿にドキドキしていた
下着を脱いだ時に見える黒々とした
大人へと成長していく証の毛が
生えていた…
モナカの陰門に生えた毛に
男である旅人は自身の陰茎を勃起させ
かたくさせていく
未成熟な乳に反して、モナカの股は
成熟していた…
アシンメトリーな境界線
桜並木の通り道
脱ぎ捨てた衣類を綺麗にアスファルトの上に置き靴だけを履いてたっていた。
眼をそらさず冷静に…
彼女は…愛しの男を見つめていた
心臓の鼓動が早くなる…
彼にも聞こえてるのではないかと
不安になってゆく
股がしっとりと濡れている
股から愛液がとろりと出て
足元を伝う月下の華にて
「旅人さん、今回は特別ですから…」
真剣な眼差しで頬を染めながら
言葉に発した彼女の愛に
旅人はこたえる…
「モナカ、僕も…」
彼は、モナカの熱意に答え、服を脱いでいく、引き締まった体と立派な命の先っぽに
モナカは股をおさえ、恍惚に脳が快感する。
(男の人の裸…お父さん以来だな…)
モナカは脳内で楽しかった日々を
思い出す…、あの頃の、日常は決して戻れない…お父さんは…モナカのお父さんは
姉妹を守って死んだのだから…
晴天アポカリプス…其は
彼らにとっての悲劇だった。
「お父さん以外の男の裸、はじめてなんです…」
「僕も、君がはじめて…だから…」
「なら…よかったです…」
好きな人の裸…はじめて同士の生まれたままの姿を…衣のない、本当の彼らが今、相対していた…
互いの体を見やる月の光に照らされながら
異性の体は彼らにとって、よい刺激だった…
陰茎が固くなる、ドクドクと血液が回ってきたのだろうか…体が火照る、幸福感と外に出たことによるドーパミンが
彼らの脳内を刺激する
「モナカ…」
旅人は手をあげる
「陰毛、もっと近くで見たい」
「あっはい…、その代わりに…私も旅人さんの…」
地面の方へ視線をやる…
「オチンチン…見ても…いい…ですか」
両手を蟹の足のように動かしながら
赤面しつつモナカは話す…
恥じらいの中にある性への好奇心が
成せる技なのか…
彼の陰茎から白い液がもたもたと
びゅっと出て灰色のアスファルトを白い液体がポタポタと垂らす
「モナカ…いいよ…」
彼の胯間の毛も茂っていた
互いの毛が密接に絡み付いたとき
どんな化学反応が起こるのだろうか…
未知数…触れるまでは
まだ未体験、ある種、それは新性活だった
モナカは桜に例えれば蕾である…
子供でもなく、大人でもない
まだまだ青い果実である。
しかして、卵巣は大人の卵巣と同じく成長しており、陰毛は胸に対して熟していた
彼は旅人はモナカの毛をじっと見る
鼻息が毛に触れるたび、
彼女の交感神経を刺激する…
大好きな人が、モナカの毛を…
彼女の毛を見ている…
モナカの毛は、陰門の辺りをびっしりと
覆っていた…植物のごとく…森林のごとく
毛の匂いを嗅ぐために更に顔を近づけると…
産毛のようなものがあるのを確認する
終末世界は…何が起こるかわからない
ケアなんてしていても、死ねば一貫の終わり、彼らが剛毛な背景には、
ニャンノ世界の過酷さを感じさせる…
日常の当たり前が不確定要素となりつつ
あったのだ…
終わらない戦争…
道ですら異形のもので
溢れている…
いったい、いつになったら…
解放されるのだと…
憂鬱に胸を鳴らす解放の音楽は
まだまだ見えない…
旅人はモナカの陰部を見ている
先の先まで毛で覆われている
そして、彼は舐めた
「あぅっ」
唾液が股を濡らす…
舐められたという感触…
しかし、好きな人のソレは
モナカを高揚させるのに十分だった
クールなようでいて、頬を染める
蜂蜜…陰毛の匂いは芳しく
彼を魅了する
舐めるのをやめてと言われても
やめないだろうと彼女は思った
なぜなら、モナカは気持ちいいと感じていたから
「んっんっ」
口を閉じつつも感じてる声が
聞こえ、旅人はしゃがみ、
陰毛を舐め、時には鼻を当てる…
2人は脱いだ瞬間に性というものを
解放したのだ…
服に覆われた理性を取っ払って欲望の坩堝に神に魅了されていくのを感じながら、
彼は舐めながら視線を見上げ
モナカの顔を見る…
呼吸してるのか肋骨の線が膨らんだり、収縮したりすることで見える
モナカは無乳だ…これから、発達するのかもしれない…だが、たとえ、無乳だとしても…いや、無乳だからこそ、旅人は
姉ではなく、モナカを選んだの…
旅人は頭を振った、モナカも姉も愛したいだからこそ、全力で応えれる男になりたいと心に抱く…
肋骨の方を見る目と目があう…
互いに人間だ…しかして、骨も同じであるが、形、形状は似ていれど、皮膚やその他要素で個性になる。
だが、骨になったら、どうなるのか…
個性はあるのかと…
旅人は胸を揉み肋骨を触りながら…
モナカを見る
「モナカ…愛してる…」
明日なんてわからない…
命なんて消えていく
死ねば終わりな現状に
口約束では足りないかもしれない
愛の言葉を語りかける
罪…人間というのは…
創世以前より抱いていた
原罪を背負っている
だからこそ、ニャンノ世界は
黙示録的世界になったのだろうと
人はそれぞれ悲しみを負っている…
だが、それでも尚、生きたいと思う意志が
前へと進ませる…
モナカは彼の背中に手を回す
大きな体に対してモナカは小さくか弱い
だけど、此処まで生きてこられたのは
互いが互いを思ってきたからこそ
だった…
「うん…んっ」
キスをする濃厚なキスを
月光照らす桜の下で
互いのバージンを捧げてゆく
小さな小さな生命の物語を紡ぎながら…
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小説『終末桜の木の下で』
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- Seed 669664540
- Sampler Euler a
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