マグマ・ドレイク -Dragon's Note- {竜追いの手記}
それは竜に魅せられた一人の人間が残した一冊の手帳。
そして今より語られるのは その手記の一部となる...。
《マグマ・ドレイク》
熱帯地域や火山など 気温が高い場所に生息する魔竜の一種。
魔竜種に属してはいるが知能は低く 通常の竜種と余り変わらない。
ただ魔竜種ではあるため 魔力を操ることができ、
自身が得意とする 熱と炎に関連する魔法を扱ってくる。
体表は固まった溶岩の様な皮膚で覆われており ある程度硬い。
短剣や細剣などで立ち向かうことは難しいが、
ある程度の重量がある剣や 大剣の部類まで来ると、
外皮を砕くことが可能であり 攻撃を通す事ができる。
注意点として この魔竜の体温は非常に高温であり、
近づくだけで熱気を感じる程である。
それ故 直接身体に触れることは防具越しでも危険とされている......
予想はしていたが やはりこの孤島にも生息していた。
私は気づかれないように 早々に距離をとり、
別な方向へと探索を進めた。
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