『高貴なる吸血姫』リーズロッテ・ローズマリー【ツンデレ ver. 】_純血種: Rank SSS
「はぁ? アンタ、頭おかしいんじゃないの!? この我に――」
王国騎士団長
「ボ、僕は本気だ! あなたの美しさに、僕は惚れ込んでしまったのだ! だから――だから僕とっ、結婚して欲しいっっ!!」
リーズロッテ
「付き合ってもいないのに、いきなり求婚っ!? ――(何、こいつ……怖いんですけど、頭大丈夫なの!?)」
数時間前――
突如、ヴィレンツ王国の北側に位置する特定の場所で、精霊が増加し、魔力(マナ)が強大化しているという報告があった。
その真偽を確かめる為、調査に向かう事になり、その大役として選ばれたのは、王国騎士団長を務める男性だった。
彼の実力ならば肩書に偽りはなく、その強さは世界でも五本の指におさまるくらいの、絶大な力を持っている。
彼ならば安心だ、と誰もがこの時まではそう思っていた。
そして、正式に国王から勅令が下り、数日後に出発する事になる。
彼が向かった先は、未踏の土地として知られる、とある森の先に出現した〝謎の城〟の調査だ。
王国騎士団長
「それにしても、随分と遠い所にあるんだな。もう出発して五日、か――」
彼が率いる調査隊(数名)を引き連れて移動して数日が経過したある日――
彼は、異変に気付く。
王国騎士団長
「ん? どういう事だ? まだ昼間だというのに、暗くなってきたぞ」
彼が言うように、まだ昼の時間帯だというのに、空が暗くなってきているのが目視で確認できる。
そして、目の前には調査対象となっている城もだんだんと近づき、異様な雰囲気が漂りつつあった。
王国騎士団長
「これも、精霊の影響なのだろうか…………いや、しかし――」
これは――〝闇の精霊〟のせい、なのか……?
だとしてもこれは……おかしい。
報告にあった内容と、少し違う。
不思議に思っていると、突然、目の前に一人の女の子が姿を現した。
女の子
「あら? お客様かしら? ようこそ、我が領域へ。うふふ――」
その女の子は不気味に微笑んでいた。
まるで彼らを家畜のような目で品定めをするかのように――
王国騎士団長
「っ! き、君は一体っ……い、いや、それよりも、なんて――」
騎士団長は、彼女から感じる威圧感で一瞬、たじろいでしまう。
しかし、すぐに正気に戻り、彼は彼女に告げる事になる。
〝結婚して欲しい〟と――
* * *
王国騎士団長
「さぁ、早く僕と――」
リーズロッテ
「あぁ! もぅっ! さっきから、うるっさいのよ!! なに、あんた!? 我にきゅ、求婚とか……バッカじゃないのっ!? そんな事よりも、我は血が欲しいの! だから、あなたの血を我に、早く寄越しなさ――」
すると、騎士団長は言われるまでもなく、すぐに持っていた剣で自分の腕を斬ってみせた。
躊躇することなく、それは一瞬の出来事だった。
王国騎士団長
「はい! これでいいかな!? もっと必要であれば、いくらでも」
リーズロッテ
「なっ! そんなあっさりと!? ……でも――そ、そう? なら、もらおうかなぁ…………えへへ、 久々の人間の血だぁ♪」
リーズロッテは、ここ数百年は吸血することなく生きてきた。
それ故、餓死寸前のところで一時的に吸血鬼としての本能が目覚め、人間界に降り立ったのだ。
城ごと転移させるなんて、まさに真祖に成り得る力の御業なのだろう。
リーズロッテ
「わかったわ。あなたを下僕として認めてあげる。さぁ、早く来なさい! 下僕! 今日からあんたは我の食事にしてあげるんだから♪」
王国騎士団長
「っ!! ありがたき幸せっ!!」
――――……
…………
二人の茶番劇を、一部始終見ていた同行していた騎士団たち。
彼らはどう思った事だろう(;・∀・)
っていうか、騎士団長様……アンタ、王様の勅令を無視して何してんのぉー!?Σ(・□・;)
……これ、収拾がつかないんじゃ――?(;´Д`A ```
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