ハルネ引退の危機?〜前編〜
「いらっしゃいませ、スライマークへようこそ。」
行こうよ。スライマークレストラン(suno)
https://suno.com/song/a6814ce8-4b69-4c4d-876a-6f3ca657b01f?sh=qNRwnfLsPUaqYDXH
元気な声で接客するこの黒髪のショートツインテールの女の子はFour seasonsのハルネが変装している姿である。兄弟を養うために、アイドル活動以外にレストランで変装してアルバイトをしている。名前は偽名でウメコと名乗っている。
ウメコ「(今日も忙しいわ。頑張ろう)」
1人の中年男性が来客する。
ウメコ「1名様ですか?こちらの席へどうぞ」
中年男性を席に案内する。数分後、中年男性がウメコを呼ぶ。
ウメコ「ご注文ですか?何にしましょう・・?」
中年男性「君、可愛いね。(名札を見て)名前ウメコって言うんだ・・」
ウメコの耳元で中年男性がささやく
中年男性「あれれ?アイドルのハルネちゃんが、レストランでアルバイトですか〜?いいんですかね〜??」
ウメコ(ハルネ)はドキッとした。背中からじわりと汗が流れる。小さめの声で中年男性男性にこう言った。
ウメコ「あなた・・何者ですか?なんで分かったのですか?」
中年男性「これは失礼。名乗るのが先でしたね。私、こういうものでして・・」
名刺を渡される。名刺には「週刊実話タックルズ 記者 ツクシ」と書いてある。
ツクシ(中年男性)「スクープを仕入れましてね〜明後日にあなたの記事が載ります。」
ウメコ「・・・ちょっと外で話しましょう・・」
2人は外へ出る
ツクシ「さて、どこから話しましょうか。あ、最初の回答をすると、あなたがハルネちゃんだと分かったのは、ここのレストランをよく利用する知り合いがいて、ハルネちゃんに似てると情報をもらったので、あなたの事務所から出てくるところを前に尾行させていただきました。」
ウメコ「事務所から付いてきてたの??・・キモっ!!」
ツクシ「・・口が悪いねお嬢さん。いつまで強気でいられるか・・まず、載せる内容をざっと説明すると、あなた弟2人と妹1人いて、長男とあなた、次男と次女が父親が違いますよね??長男とあなたのお父さんは、アルコール依存症でしかも母親に暴力をするようになり離婚。その時に母親を助けてくれた男性と仲良くなり再婚し、次男と次女が誕生。しかし、次の父親はギャンブル依存症になりやがて借金を抱えるようになり、父親は蒸発・・母親は掛け持ちバイトの日々・・」
ウメコ「・・家庭の事情なんて人それぞれよ・・」
ツクシ「でも、あなた・・高貴な上流階級って言ってますよね・・メンバーにも・・捏造じゃないですか??」
ウメコ「・・バカね!アイドルのキャラ設定なんて、みんなやってるわ。」
ツクシ「ほーう。では、『上流階級のお嬢様のアイドルのハルネ、謎のレストランアルバイト、アイドルの闇』とでも書きましょうかね・・もうここでは働けなくなりますね・・」
ウメコ「・・そんな脅しには怯まないわ・・」
ツクシ「じゃあ、これはどうでしょう?」
1枚の写真をウメコに見せる。写真にはベッドで横になるハルネと男性の姿が・・
ウメコ「これは・・撮影中止になったけど、ドラマのワンシーンで年上の彼氏と一夜を過ごすというシーンの写真だわ・・」
ツクシ「おたくの事務所を辞めた元スタッフからもらったのですが、これを雑誌に載せて、『上流階級アイドルのハルネ。実は借金苦のため、枕営業・・』」とでも書きましょうかね・・」
ウメコ「そ、それこそ捏造だわ・・」
ツクシ「雑誌なんて、4、5割本当の事を書けば残りが嘘っぱちでも読者は信じるんだよね〜。これでリーダーのフユキさんのセクシーな写真も付けて、リーダーも枕営業・・なんて書いたら、Four seasonsは終わりだな・・・」
ウメコ「あ、あんたは私やグループに恨みでもあるの?」
ツクシ「ふん。俺はなあ・・お前らみたいなアイドルが大っ嫌いなんだよ〜。『応援してるよ!』なんて偉そうにいいながら、高いグッズ買わされたり、下手くそな歌やダンスを見せられたりして・・お前ら何様なんだよ。正統派アイドルだぁ??応援してるよと言いながら金を巻き上げる詐欺集団じゃねえか!・・・そんなアイドル達をネタに記事を載せて、キラキラした奴らをどん底に落とすのがたまらないんだよなぁ〜」
ウメコ「な、なんてことを・・」
ツクシ「さあ、このまま内緒でアルバイトをしてた事、枕営業をしてた事を謝罪する動画でも撮らせて貰おうか・・そして、私は反省を込めて、引退しますと言って貰おうか。それともここは黙秘を続けるのであれば、リーダーフユキと共に枕営業していたことを記事にしようかな・・そうするとグループも終わりだな・・。あはは面白え〜」
ウメコ(ハルネ)は泣き出す。
ツクシ「あれれ?強気のハルネちゃんが泣いてるね〜いい顔だ〜。泣いても駄目だよ〜。どうするかね〜??」
ウメコ「・・・わ、私はグループとメンバー、スタッフ達の事が大好きなの・・みんなに迷惑はかけられない・・ぐすん・・く、くやしいけれど・・・こんな形で終わるのは、本当にくやしいけれど・・しゃ、謝罪動画を・・撮るわ・・・」
後編へ続く
呪文
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2件のコメント
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あぁ…ハルネちゃん、どうなってしまうの…?😢
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