終末世界で絶望少女を拾う4
「もうこの辺りは調べ尽くしたからな。他の場所で調査するためだよ」
「引っ越しってわけね」
私はおじさんに付いていく事にした。
廃墟の街を、歩いて、歩いて、歩いて、歩き続けた。
そうしているうちにおじさんは「そういえばこの辺には住んでる人が大勢いたはずだな…一休みするぞ」とビルの中へと入る。
その中には喫茶店があった。
「いらっしゃいませー♪」
店員の女の子が元気よく挨拶する。
「少ししたら直ぐに出るから、注文はいい」
私がそう言うと、おじさんが「おい」と言い、店員に話しかける。
「すいません、こいつこんな調子で…ブレンドひとつで。君は見ない顔だけど、この辺の人かい?」
「いえ、ちょっと成り行きで働く事になりまして…」
おじさんが楽しそうに会話をする中で私は「馬鹿じゃないの、廃墟に喫茶店なんて…」と愚痴をこぼす。
「おーい店員ちゃん!僕のところにもラードとお砂糖たっぷりの紅茶を一つネ!」
直後、別の客…ピエロ?が声を挙げてきた。
「あ、はーい。紅茶もやってるのかなココ…それじゃあ私はこれで失礼します、お父さん」
「お…!?」
「ブッ!」
店員がそう言うと私は思わず吹き出してしまった。
「おい…おれはそういう歳にもう見えるのか?」
「私から見れば立派なおじさんだと思うけど」
ちょっとショックなおじさんを見て少しおかしい気分になった。
直後、別の店員の子が話しかけてきた。
「ねぇ、貴方も早く注文してよ」
----
8月30日のNovelAIデイリーで2位を貰いました。ありがとうございます。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 26
- Scale 13
- Seed 2358614467
- Sampler k_dpmpp_2m
- Strength
- Noise
- Steps 26
- Scale 13
- Seed 2358614467
- Sampler k_dpmpp_2m
コメント
コメントをするにはログインをする必要があります。