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今日は気分転換に釣りをしようと、街から離れた磯浜に繰り出していた。何も釣れずいつの間にかウトウトと眠って、ふと目を覚ますと目の前に人魚が座ってこちらを見ていた。
あまりの非現実感にきっと夢でも見ているんだと思っていると、彼女は小さい声で話してきた。

「あの、お願いがあります。…してください…」

そう言うと、彼女はおもむろに小瓶から何かを飲みこんで、みるみるうちに人間の形へと変わっていった。

「私達、人魚は時々地上の人間と交わらないと全て魚の姿になってしまうんです。それで、あなたなら、してもいいかなぁと思って…」

恥ずかしがっているのがめちゃくちゃ可愛い。どうせ夢だからと、彼女の願いを受け入れて愉しむことにした。

人魚のスタミナを侮ってはいけなかった。願いは尽きることなく、彼女の身体に溺れるがまま腰が抜けるほどセックスし終わると、もう日も落ちようとしていた。ぐったりとして眠気で閉じようとする目には再び人魚になって海へ戻っていく彼女が見えた…。

呪文

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