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執事「...幻刃が仕留めた?好きな人を?」
幻刃「ええ...」
執事「...好いてたのに?」
幻刃「彼の...願いでした...」
幻刃は淡々と事のあらすじを話し出す。

幼少のころから幼馴染だった竜族の少年、劉斗(りゅうと)...
幼いころに、「おとなになったらけっこんしよう」
と、誓い合った仲でもあった。
淡い恋心は成長するにつれ、子供ながらに愛情に達するほどお互いを想い合っていたそうだ。

事件は5年前、幻刃と劉斗が10歳の時...
強さを求めていた劉斗は、邪神の企みと知らずに、強くなれる秘術を授かった。
しかし、それは自らを破壊神に変貌させる呪いの下法だった。

呪いをかけられた当初は、呪いの影響も微々たるものであり
強さを手に入れた高揚感から嬉々として修業に取り組んでいた。

しかし、呪いが徐々に体を蝕み、しだいに破壊したい衝動が膨れ上がりだす。
幻刃を手にかける直前で正気に戻り、邪神から呪われたことを初めて気が付く。
そして、既に解呪できないほど、深く命に浸食されていたことにも...

幻刃「身に余る力は身を亡ぼす...本当にそうでした」
執事「そうだったのか...」

その後は、劉斗は自らを動けなくし、幻刃に残酷な願いを伝える。

せめて、愛しいその手で死にたい...

幻刃「彼の里は、厳格な竜族の誇りが傷つくと嘆き、彼をこの世に無かったことにしたわ...そして、私には他言しないよう、義務付けられました」

執事から静かな怒りを感じる...苛立ち??怒り??
次第にそれは、とても深い哀しみに変わり、果ては優しさにも変わったような気がした。
執事「...辛かったか?」


幻刃「...ええ」
執事「そうか...よく話せたな?僕に」
幻刃「...なん...ででしょうね?」

2人はそのまま湯船につかり、静かに目をつむる...今はそうするしかできなかった。

呪文

入力なし

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