【セナ】月夜の森、黒エルフと白き姫の邂逅
【小説家になろう掲載】きつね雨著:長生きTSダークエルフはひっそり暮らしたい〜今はごく普通の占術師なので、どうか放って置いて下さい〜過去編(4)水の音よりインスパイア
「見つけた」
「……え?」
「今日来るって聞いてたから、探してたんだ。我慢出来なくて。シャティヨンも教えてくれないし」
現実感を伴う知った名前が届き、セナの思考が答えを導き出した。長老のザカリアが言っていた、会えば分かると。
「キミが"白の姫"?」
「そう呼ぶ、皆は。貴女はセナ=エンデヴァル。黒エルフで、ハグレ。ヒト種と共に生き、冒険者として戦う。そう、噂に聞いたあのアダルべララの使い手だよね。聞きたいの、貴女は、強い?」
「何を言って……」
「ん……答えなくても大丈夫。もう分かったから。こっちは命が欲しい訳でもないし、そっちも別に遠慮要らない」
その時の寒気をセナはよく知っていた。そう、強大で、凶悪で、極稀に出逢う化け物たち。厄介な魔物と遭遇してしまったあの瞬間だ。
踏み出したと思ったその時、白の姫はすぐそばに飛び込んで来ている。小柄だからか、セナの懐で抱き締めてと、そう見えるような動きだ。しかしその可愛らしさに反した無表情で、右手には荒く削った石のナイフが握られている。
その鋭さは玩具などでは無いと知らせてくれた。何一つ嬉しくないが。
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