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これは4人の少女の物語

現代日本の女子校に通う仲良し4人組は突然異世界に召喚されてしまう
その世界では4つの国が大陸の覇権を狙い、常に戦争状態でした

それぞれ別々の国に召喚された少女
その1人は「鵬国」という土地の大半が森に囲まれた自然豊かな
4国で一番文明の遅れている国でした

大企業の社長令嬢として、何1つ不自由ない暮らしをしていた少女にとって
この国の暮らしは地獄そのものでした
飲料水は川水をそのまま使い、食料は木の実や狩猟で獲った動物の肉です
トイレも木の桶、シャワーもなく体を洗うのは水浴びのみ
それらの原始的な生活は潔癖症の少女には耐えられません
あまりのワガママっぷりに、召喚した集落の長も苦笑するばかりです

これほど文明が遅れている鵬国が戦争で他国と互角に戦えているのは
森の民が魔力・体力そして生き残るための知識が優れていることに他なりませんでした
また彼らは精霊の力を武器に宿して戦います、これを精霊魔法といいました

元の世界に戻れず、嫌々ながら森での生活を受け入れた少女は
徐々に獲れたての肉と魚の味を知り、自然で生きる術を体で覚えていきました
しかし少女は魔力のずば抜けた才能があったものの
まだまだ森との親和性が足りずに精霊魔法は扱えませんでした

ある日、他国から驚異的な近代兵器の攻撃を受けました
その威力は木々を粉砕し森を焼きました
ついに鵬国が文明の利器に敗北した一戦になりました

必死に木登りを練習した森も、同年代の子たちと遊んだ川も失い
少女は悲しみと怒りで泣きました
もしも自分に精霊魔法が使えたなら…と自分を責めていると
森の精霊の声が聞こえました
最初は嫌悪していた自然を、いつの間にか少女は心から愛していたのです
自尊心で塗り固めていた心のその奥から、本来の優しく素直な自分が応えます

愛する森の皆の為にも戦争を長引かせてはいけない
少女は長から代表による決戦の相談を持ち掛けられ2つ返事で承諾しました

ワガママで弱かった自分を変えてくれた恩に報いるため
少女は夜空に矢を番えるのでした

※次の物語は6時間後

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