大妖怪と同化訓練
霊力のキャパに身体の稼働力、域、力場との相関性
ヤマネ『どうやぇ?儂とのタッグは!されど♪呑まれるな?まほ』
ヤマネの念じる通り、これはヤバい...
あまりの心酔感で溺れそうになるのを律する。
幻刃(あまりにも動けすぎる...感じ取れる...でもこれは、私ではない...)
ヤマネ(否、まほの努力の結果でもある。儂が少し背を押しているだけじゃよ...)
何故こうなったのか?幻刃が大妖怪と同化するきっかけは...
②
執事「さて、訓練なんだが、月美、ヤマネと話し合った結果、幻刃。ヤマネと同化する方が良いと結論づいた」
幻刃「ヤマネさんと?それはどういう?」
執事「単に、支配される憑依ではない。大妖怪と自譜するヤマネの力と同期させる事で、身体とマナの底上げの訓練だ。だが、生半可じゃないがいいか?」
幻刃「望みます!」
③
ヤマネ『そうじゃ、儂を受け入れる...が!決して溺れるな?いつもの憑依と違い、自我を放つなよ?』
執事やヤマネが言葉にする以上に、想像以上!
一瞬でも気を抜くと、憑依された時のように、自我が失われそうになる。
特訓初日の12月17日...憑依されては意識を失う...その中でまずは意識を失わない訓練を続ける。
④
夕方...80回を数えるときだ。
幻刃(......馴染む...ナニコレ?彼の霊力?それに、ヤマネさんの霊力も同じ感覚...そしてこれは...)
ヤマネ(あ、ばれたか?)
こっそりと、頂いていた執事の霊力、それが自信の霊力とヤマネの霊力と一致した瞬間...
⑤
幻刃(......癪だけれど,受け入れる...今は手段をえらばない!)
ヤマネ(♪やっと懐柔されたかぇ?)
幻刃(ヤマネさん?)
ヤマネ(完全では無いが、上手く馴染んだぞ!まほ♪)
幻刃(...皆でたぶらかしを?)
ヤマネ(なにを?此度はお前さんの決意があとを押した。儂らは誑かすなぞ心外じゃ)
信憑を得られる、ヤマネの心中を感じる。同化した故だろうか?
幻刃(...すみません、疑うなど)
ヤマネ(カッカッカ♪構わぬ♪さて、まずは儂と相重なりの動きを覚えよ。ただし!肉体の負荷は人生のそれ以上と思え)
⑥
執事「成功したか、それじゃやろうか?」
幻刃「何卒!」
その後、今までに無い運動量と攻めの多様性。
葵、ミントも舌を巻く、凄い戦闘力を披露する、幻刃。
⑦
心眼以上になにこれ?大気の塵がどう射線に影響するか?それも感じ取れる!?
⑧
多岐にわたる感性を多感に感じすぎて、肉体は既に限界越えているが全く疲労を覚えない...
ヤマネ(ここまでじゃな...ぬけるぞ?)
幻刃(え!まだ!?私はまだ!?)
スッとヤマネが肉体から抜け出た途端
幻刃は深い闇に落ちていく...
慌てて、葵にミントは介抱に向かい、初日は終えることに。
ヤマネ『お前さんもスパルタやな?』
執事「時間が惜しい。それに、幻刃は本気だ。それに応える」
ヤマネ『カカカ♪精々人に優しくなぁ?』
執事に釘をしっかり刺す。ヤマネは、あくまでも幻刃ファーストを大事にしていた。
呪文
入力なし
コメント
コメントをするにはログインをする必要があります。