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『一人は皆に愛されすぎた姉ひまり』
『一人は姉に愛されすぎた妹なずな』

これはそんな二人が紡ぐ『クロスストーリー』...

追記
~ 第一章 ~
「お姉ちゃん、この服似合う?」
「かわいい〜🎶さすがなずななのじゃ‼️もう、うちの妹かわいすぎる✨」
そう絶賛するのは姉のひまり。
妹のなずなはそんな姉にいつも振り回されているが、これが毎日の日課だ。
今日もいつもの日常が始まる。

「なずな、お花見行くのじゃ‼️」
「は?」
急に姉に呼び出されたかと思うと、訳の分からないことを言い出した。
お花見?今3月……あ、もう4月か。
姉が急にお花見などと言い出すのには理由がある。それは姉の趣味である、小説を書くための取材なのだ。
私は仕方なく姉について行くことにした。
「春といえば桜‼️ということで、今からお花見をするのじゃ🎶」
「いや、それはいいんだけどさ……お花見って何すればいいの?」
私が聞くと姉はきょとんとした顔で答えた。
「適当にオレンジジュース飲んだり〜、お菓子食べたり〜、お話ししたり〜とか?」
「何それ。ただお姉ちゃんがしたいだけじゃん。」
「あはは〜……バレた?まあいいのじゃ🎶」
私的には面倒なだけなのだが、なんだかんだ言って私はいつも姉について行ってしまう。
小説の取材のためと言いながらも、きっと私のことが心配なのだろう。
姉はいつも私を気にかけてくれる。私はそんな姉を心から尊敬しているし、大好きだ。
「お姉ちゃん、ちゃんと小説のために取材してよね〜?」
「分かってるって〜🎶じゃっほら行くよ✨」
そう言って姉は優しく私の手を引く。
そんな姉を見ながら私は思った。
(今度は私がお姉ちゃんを喜ばせたいな……)

物語は ~ 第二章 ~ へ続きます↓
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