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練習(ご主人様と三人のメイドシリーズ 邂逅編 一つの終わりと新たなる始まり 罪を裁く者)

使用したAI Custom Model
その1

https://www.chichi-pui.com/posts/fdb8a2f7-a56d-4f9e-bb43-bbdda00dcc4f/

その2

https://www.chichi-pui.com/posts/04fde0da-8865-4541-b143-5e2531424468/

その3(前編)

https://www.chichi-pui.com/posts/c858eca0-dd57-4d61-966f-a47038ab69c0/

その3(後編)

https://www.chichi-pui.com/posts/735da30f-82e6-47d2-9dbf-d36f1e717fe1/

その4(前編)

https://www.chichi-pui.com/posts/1d0740b6-d386-4080-b142-4e4f09659fc6/

その4(後編)

https://www.chichi-pui.com/posts/705e47fb-b563-45ea-8199-0a4e0c3f3726/

その5(前編)

https://www.chichi-pui.com/posts/e2902af6-7f4d-45ef-82f5-86ad5d09ec72/

その5(後編)

https://www.chichi-pui.com/posts/b657a652-c15c-465f-8e48-f26517fc00d5/

その6(プロローグ)

https://www.chichi-pui.com/posts/5251440b-6a9c-4b15-a58b-b120b2bacee4/

その6(昔話)

https://www.chichi-pui.com/posts/f67e1309-679c-46b0-975d-b9778c6347d4/

その6(正義の味方)

https://www.chichi-pui.com/posts/9db2dbac-6932-4828-bb18-b819017318fc/

 今回のサービスショットは二人の母親であるサクラ。まぁ、作中
では回想にしか出てきてませんがこういう一時もあったという事で。
まぁ、出てきますけど()
 トワが年を重ねるとこんな感じになる……なる?

チンピラside

 雑居ビルの一室。

「失敗!? はぁ!? 邪魔者が現れて倒された!? とにかく引き上げ
 させ、警察に捕まった!?」

 大学に潜ませていた連中がほぼ全員捕まったとのこと。連絡役は
捕まってないが、時間の問題だなこれは。

「急いで逃げなければ」

 あの男から前払いである程度受け取ったから金はある。あの男も
始末しておけと命令を出したが、連絡がないという事はそちらの方
も失敗したのかもしれない。

「ふぅ。せっかくある程度の影響が出せるくらいまで育て上げたと
 言うのに、また一から……なっ!?」
「目標確認。排除」

 ビルから出た瞬間、メイドが目の前に居て身体は宙に浮き、地面
に叩きつけられたのだった。

養父side

路地裏

「やれやれ。あのチンピラ。排除しようとしてくるのは分かっては
 いましたが、甘く見すぎだねぇ」

 数人の男に襲われたので、やむなく正当防衛として排除といった
ところで良いかな。

「目的が果たされていれば問題はない……ない。今更だ。あの日に
 あんなことをした日に、私は悪魔に魂を売ったようなものだ」

 魔が差したなどという言葉では済まされない過ち。ならば、もは
や止まることなど許されるはずもない。その結果、どんな不幸が生
まれようと。
 もし仮に失敗していたとしても、覚悟を決めることにした。私は
イノリを自分のモノにする。トワが邪魔をするなら……その時は、
トワも引き込んでやろう。

「……。どういう事だ?」

 教会から少し離れた場所から双眼鏡で様子を伺うと、教会の前は
メイドのカチューシャを着けたシスターが複数人が立っている。
 それだけならまだしも、男達が何故か亀甲縛りで室内に転がされ
ている。男達は分かる。恐らく、あのチンピラが襲撃させるために
使ったのだろう。しかし、何だあのシスターは。うちにはイノリと
トワ以外は居ないはずだ。いや、そもそも……何故縛られて……。

「目標確認」
「ふんっ!!」

 背後からの一撃を回避して反撃する。メイド……それも、囲まれて
いるねこれは。

「やれやれ、本気を出すとしようか」

教会side

少しだけ時間は戻る。

 チンピラ達の頭を抑えたという連絡の後、自己紹介を終えた後、
三人が服を着替えたので少し時間がかかったが、一通り説明をした
上で僕はスマホを取り出して操作をする。

「この声を聴いて欲しい」

 数日前にスマホにかかってきたのを録音しておいた音声を流す。

「「えっ!? ど、どうして!?」」

 見事にハモった返答がきた。

「この声は……君達のお母さんの声だね?」
「そ、そうです。間違いありません。お母様の声です」
「どうしてお母さんの声が……ら、ライさんのスマホに」

 それは分からない。が、この声があったからこそ、襲撃は恐らく
近いうちにあると判断できたし、メイド長に大学に出向いてもらい
部下を空き教室を中心に配置が出来たし根回しが出来た。

「僕は調査結果は受け取ったが、一部に関しては男の僕が読むのは
 まずいと判断されたのかボカシてある部分もあったから、全ては
 分かっていない」
「申し訳ございません、ご主人様」

 メイド長が頭を下げてくる。こればかりは仕方ない。

「構わないよ。ただ、それでも、君達の状況がよろしくない事だけ
 は理解はしている」
「そうね。いきなり現れて守ると言われた時には半分怪しんだけど
 色々と見せてもらったし、その……お母さんの声の謎もあるけど、
 貴方達を信用するわ」
「そう言ってもらえると本当に助かるよ、トワさん」
「トワで良いわよ」
「そうか。なら、トワ、信じてくれてありがとう」
「どういたしまして」

 それともう一つ、確認しなければいけないことがある。

「済まないが、イノリさん」
「わ、私もその……呼び捨てで構いません」
「なら、失礼して。イノリ、君に聞きたい事がある」
「聞きたい事……ですか?」

 もう一度スマホを操作し、今度は僕が動くきっかけとなった声を
聴かせる。

「これは……ど、どうして!?」
「この声があったから、僕は今ここにいる。だが、君は僕の番号は
 知らないはずだ」
「は、はい。も、もちろんです」

 トワがスマホの画面を確認してくる。

「確かに発信番号はうちの番号ね。でも、当然イノリも私も貴方の
 スマホの番号なんて知るわけがない」
「ああ、その通りなんだよね」
「……。もしかしたら……その」
「イノリ?」
「言いにくい事なら無理に言わなくても良いけど」
「家族には言ってきませんでしたが、ある程度親しい人、あるいは
 強烈な欲望や悪意を持つ人の心が読めてしまい、負の感情が目に
 見えてしまうのです」

 一瞬、場の空気が固まった。

「え、えっと……い、イノリ……何を言ってるの?」
「ごめんなさい姉さん。気味悪がられると思って、言えなかった。
 でも、多分私の力はそれだけじゃないのかもしれない。だから」

 そう言って俯きかけたイノリに。

「ば、ばかっ!!」
「ね、姉さん?」
「イノリは何があっても私の大切な妹なんだから、気味悪がるとか
 するわけないじゃない」
「姉さん……ありがとう」

 昔、父さんが言っていた言葉を思い出す。

「天使……の力かな」
「っ!? この力がそう呼ばれているものと同一かは分かりません。
 ただ、私が自覚しているのはそれくらいですが、もしかしたら」
「無自覚に発動したという可能性だね」
「はい」

 天使は不思議な力を与えるというが、確かに本人が自覚してない
力があってもおかしくはない。

「正直、その分野の研究は進んでないんだよね。僕が手掛けてる事
 業の一つにあるけど、金をドブに突っ込んでる感じだし」
「あぁ、自覚はあったんですね。ラ……いえ、ご主人様の金銭感覚
 が完全には狂ってはないようで一安心ですが」
「まぁ、そこはほら。父さんからも言われてるし」

 メイド長……いや。今のはクオン姉さんとしての一言だな。実に
心に突き刺さって痛い。と、その時、部下から連絡が入った。

「……。そうか、分かった」
「ご主人様? 今の連絡は」
「取り逃がしたみたいだ」
「もしかして、お父様をですか?」
「近くにいたようなので、捕まえられるかと思ったんだけどね」
「お父さん、子供のころ私達に、昔は世界を放浪して修行してたと
 か自慢してたから……メイドさん達が強くても撃退するかも」

 と、こちらの目論見は外れたようだ。もう一ランク上の子達なら
対応できたかな。と、スマホを操作する。

「近くには居る」

 交戦した際に発信器を仕掛ける事には成功していたようで位置は
分かる。この建物から少し離れた場所に居る事は分かる。

「この場所……」「もしかして」

養父side

「君が今の私を見たら許さないだろうな……サクラ」

 妻であるサクラの墓の前に居る。メイド達から逃げた後、自然と
足はここに向いていた。

「だが、私は止まらない。止まるつもりもない。障害は消す」

 そう告げて背中を向けた時、突如、妻の匂いがした。

「久しぶりですねあなた」

 振り返った先には……馬鹿な。これは。

「さ、サクラ!? な、何故お前が……これは……夢か?」
「いいえ、現実ですよ」
「現実なわけがない……ないのだ。お前はもう」
「ええ、この世にはいません……が」

 サクラがこちらにゆっくりと近づいてくる。

「貴方の罪を裁くために……出て来ました」

 一つの終わりに続く。

呪文

入力なし

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