ログインする ユーザー登録する
投稿企画「#七夕2024」開催中!特設ページへ ▶
「歌舞伎役者の役なんてやらなきゃなんねーんだよっ」

 メイクさんに隈取りメイクをされながら、遥さんはぶーたれた。

「光栄なことじゃないですか! 色んな役をもらえるのは!」

「そーだけどよー」

 遥さんは、自分勝手で少し自信家な所があり、脚本家さんや監督さんにも臆さずに口を出す。

 そんな俺様ぶりから、実は評判があまり良くないのを知っている。

 でも、みんな、最後には彼に頼む。

 それは、

「しゃーねーなー」

 目を閉じ、次に開けた時には、もう役になりきっている。

 この適応力の高さと、演技力があるからだ。

 役になりきっているから、声をかけない方がいいんだろうけど、撮影現場に向かう背中に声をかけた。

「頑張ってください!」

 そう言うと、遥さんは振り返り、少し素の顔に戻り、

「おう、サンキュ」

 と、照れ臭そうに、でも、自信たっぷりに笑った。

 遥さんなら大丈夫! ファン第一号の私がずっと見てきたんですから!


♡ ✧*。♡ ✧*。


ショートショートは、続けることにしましたー。だって楽Cー!(((o(*゚▽゚*)o)))♡

でも、遥(はるか)が、よっぽど嫌だったのか、中々歌舞伎メイクしてくれませんでしたー_(┐「ε:)_

呪文

入力なし

宵咲 冴さんの他の作品

宵咲 冴さんの他の作品

すべてを見る

おすすめ

Amazon

トレンド

すべてを見る

ユーザー主催投稿企画

すべてを見る

新着イラスト

すべてを見る

ちちぷいグッズ

ショップを見る