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「歌舞伎役者の役なんてやらなきゃなんねーんだよっ」

 メイクさんに隈取りメイクをされながら、遥さんはぶーたれた。

「光栄なことじゃないですか! 色んな役をもらえるのは!」

「そーだけどよー」

 遥さんは、自分勝手で少し自信家な所があり、脚本家さんや監督さんにも臆さずに口を出す。

 そんな俺様ぶりから、実は評判があまり良くないのを知っている。

 でも、みんな、最後には彼に頼む。

 それは、

「しゃーねーなー」

 目を閉じ、次に開けた時には、もう役になりきっている。

 この適応力の高さと、演技力があるからだ。

 役になりきっているから、声をかけない方がいいんだろうけど、撮影現場に向かう背中に声をかけた。

「頑張ってください!」

 そう言うと、遥さんは振り返り、少し素の顔に戻り、

「おう、サンキュ」

 と、照れ臭そうに、でも、自信たっぷりに笑った。

 遥さんなら大丈夫! ファン第一号の私がずっと見てきたんですから!


♡ ✧*。♡ ✧*。


ショートショートは、続けることにしましたー。だって楽Cー!(((o(*゚▽゚*)o)))♡

でも、遥(はるか)が、よっぽど嫌だったのか、中々歌舞伎メイクしてくれませんでしたー_(┐「ε:)_

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