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『特級悪魔の襲来⁉』ベルゼブブ・リンツェは、ヒルドラの暴走(覚醒魔法)を止める

使用したAI ちちぷい生成機能
~ヒルドラvsユリア 対決の話しの続き~

ヒルドラ(激おこ中)
「喰らえ! ディアブロ・スターゼロ!!」

ユリア
「っ……あ――(……私の人生、終わっちゃ――た)」

 ユリアは諦め、目を閉じ、ヒルドラの放った覚醒魔法の元素悪魔術が直撃した。
そして――

…………
……


* * *

ヒルドラ
「む、少しやりすぎたかもしれん……だ、大丈夫だろうか――だ、だが、あやつは我のリルルを……」

 まだ視界が晴れていない為、状況がよく見えない中、ヒルドラは自分が放った魔法の威力を見て少し後悔した。
あの威力だ……まず、地形は変わり、別荘など抉れて全てが消えているだろう……
いくら何でもやりすぎでしょ!

ヒルドラ
「視界が、少しずつ晴れてきたか……むっ!」

 ヒルドラは何かの気配に気づく。
明らかに〝魔力〟が残っている事を感じた。

ヒルドラ
(おかしい……何故、まだ魔力が、残っている? いったい、どうやって――)

 自分の魔法が防がれた事に、不思議に思った。
すると、その原因となる犯人の姿が、目の前に……〝あの悪魔が、再び〟現れる事になる。

?????
『ふふ、まったく……変わらんな、お主は』

 視界が霞む視線の先から、声が聞こえてくる。
ヒルドラは、その声には聞き覚えがあった。

ヒルドラ
「っ!? そ、その声は――ま、まさか……」

?????
『ヒルドラよ、少しやり過ぎではないか? 我が先ほどの悪魔術を防がなかったら、ここら一帯が大変な事になっておったぞ?』

ヒルドラ
「そ、そんなっ……あ、あなた、様は……ベ、ベルゼ、ブブ様!?」

 ヒルドラと、ユリアの喧嘩騒動が勃発している時、偶然にこの世界を往来していたベルゼブブ。
人間の男性と結婚した彼女は、彼との契約によって新たな力〝世界を渡来する禁術――『転移悪魔術』〟を得ていたのだ。

ヒルドラ
「な、何故、あなた様が、こ、このような所に……確か、人間界に〝降格転移〟された筈では――」

 実は、一時期は英雄にまで登り詰めた彼女(ベルゼブブ)は、訳あって〝とある事件〟に巻き込まれ、生まれ育った故郷(悪魔界)を追放され、その当日に異世界に行く為の道具を、遺跡探索で収集していた。
すると、不運にも罠(トラップ)に引っ掛かり、その転移魔法陣にて、人間界に転移してしまい、今の彼(旦那)と出会ったのだ。

ベルゼブブ
「そう、だな……確かに我は人間界へ降り、降格してしまった――でも、我はそれで良かったと思っている」

ヒルドラ
「え……そ、それは一体、どういう――」

 今まで悪魔界で英雄とされ、富も名声も全てを手に入れた彼女が、人間界に降格転移した事によって挫折しているのではと、ヒルドラは思っていた。
しかし、今のベルゼブブの表情を見るに、まったくその気配がない。
むしろ幸せそうにも思えた。

考えていると、ベルゼブブの背後に突如出現した〝空間魔法陣〟によって、その原因の正体が明かされる。

人間の男の子(旦那)
「ベ、ベルゼブブ? また危ない事しちゃ、ダメだよ?」

 空間が裂けて、そこから顔をひょこっと出す、人間の男の子。
見た目はとても弱そうだ。

しかし、その彼を見たもうひとりの悪魔は……

ベルゼブブ(デレる奥さんver.)
「ちょっ! 今は亜空間の中から出ちゃダメだって言ったじゃない! 君の身に何かあったら〝私〟は、どうにかなってしまいそうで……っ! あ、こら! こ、このような場所で、あ、頭を撫でちゃ、だ、だめ……(〃▽〃)ポッ!」

 彼はまた危ない事をしていないか、心配して様子を見に来ていた。
その彼に今は、頭を撫でられている。
その光景は、悪魔族にとって信じられなかった。

ヒルドラ
「っ! な、何故、人間が……ベ、ベルゼブブ様! そ、そいつは一体、誰なのですか!? そ、それに……そのような表情をされて――それでは、あなた様が……その下等種族に好意を抱いているとしか――」

ベルゼブブ(デレる奥さんver.)
「えへへ(*´▽`*)♡ ……ん? こやつか? 我の、旦那様だ……(〃▽〃)ポッ♡」

ヒルドラ
「……は? い、今なんて――」

ベルゼブブ(デレる奥さんver.)
「だーかーら! い、今の我は、こ、この人間の男と〝契約〟結婚している、んだ。ま、まぁ、だらしないところも、頼りないところもあるが、我にとっては……その……ごにょごにょ(∩´∀`)」

ヒルドラ
「……え――……マジ?」

 ヒルドラは、ベルゼブブの返答によって思考が停止してしまった。
よりにもよって自分が憧れた英雄が、最下等種族の人間の男性と結婚していた、などと、誰が予想しただろう。
ショックのあまり、放心状態になってしまった。

ベルゼブブ
「まぁ、その話は別に今は必要のない事だ。それよりも……ヒルドラよ、悪魔族のお主なら、敗者の掟を忘れてはおるまいな?」

ヒルドラ
「……? 敗者? いきなり、何を言って――そ、それはっ!?」

 ヒルドラは一瞬怯(ひる)み、たじろいでしまう。
それは、ベルゼブブが持っていた〝剣〟のこと――

ベルゼブブ
「これが、何なのか……わかるか? ――ふふ」

ヒルドラ
「〝断罪の、黒剣〟……」

ベルゼブブ
「ふふふ、正解だ。さぁ、お主に少しお灸を据えねば、な……昔のよしみ、だっ!」

ヒルドラ
「……え――き、消えっ――!?」

 ベルゼブブは、会話中の一瞬の間に、ヒルドラの間合いに入った。
その行動に反応できず、防御もままならなかった。

ベルゼブブ
『刻め、黒剣よ――〝黒閃剣〟』

ヒルドラ
「……あ――(……あぁ、やはりこの強さ、あなた様こそ、悪魔族の、王にふさわ、し、ぃ……――ぃ)」

続く。


* * *
【作者コメント】
 いつもお世話になっております(*´▽`*)
 リルルの好きという気持ちで暴走したユリアと、ヒルドラちゃん(^▽^;)
 女の子同士の奪い合いは、やはり壮絶な戦いなのですね(;'∀')
 ありがとうございました!<(_ _)>

 (……今、思いましたが、私が生成するイラストは、ツインテール率が高いような……気のせい?(;・∀・))

* * *
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