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気がつくと自室のベッドの上だった。
ミント(ん??私...どうなったの?)
気怠さと頭痛は少し治まるもまだ調子は悪い。
執事「気がついたか?ミント」
ベッドの傍らに執事が居た。

ミント「私...具合悪かったみたい...」
申し訳無さにシュンとする。
執事「ルミィア先生曰く、夏風邪だそうだ。投薬も済んでいるからゆっくり休んでおけば大丈夫だろう」
優しく微笑みながら執事は語る。
ミント「不甲斐ないわ...ごめんなさい」
執事「気にするな、僕はいつもミントに助けられたから...」
ミント「ねぇ、休んでる間側に居てくれる?」
執事「わかった」
ミント「♡嬉しい...」
薬の効きめだろうか?心地よい睡魔と共にそのまま眠りにつく。


気づけばすっかり日が暮れていた。
気怠さと頭痛はすっかり治っていた。
ミント(もうこんな時間??随分休んでしまったわ...)
若干後ろめたさがあるが、今朝と比べてとても健やかな感じがする。
執事「...どうやら大丈夫そうだね」
ミント「うん...ずっと居てくれたの?」
執事「まぁな...僕もミントから看病してもらってたから」

ミント「お愛顧だね♪ラーヴィって毒とか属性耐性強いのに、変なところ貧弱だもんね♪」
執事「...不甲斐ない...いつもミントに救われてるよ」

ミント「あはは♪そんなしょげんと♪あなたが居てくれて私は幸せよ♪」
看病される側もまんざらじゃないなぁ...
しみじみと愛しい人の存在がありがたい...
彼もそうなのだろうか?ふと思う...

ミント「でも今回は自己管理不足だったわ。猛省するわ」
もし、旅先だったと思うとゾッとする...
四六時中、常に気を張り続けて生きてきたが...
ミント(弱くなったのかなぁ...)
不甲斐なさに落ち込んでしまう...
執事「安心してよ、その時は僕が居るから...しょげなくていいよ」
ミント「え???」
執事「僕達は家族だろ?そりゃ僕が不甲斐ない場合が多かったけれど...これからはミントが辛い時は僕を頼ってよ」
思いがけない言葉に驚く...
物覚えある頃からずっと一緒に居た...
子供の頃の夢は彼の花嫁だった
強くて憧れであり、か弱い部分も...
他の誰よりも、自分は知っている...
だからこそ、彼は『ワタシヲエラバナイ』ことも痛感している
故に、彼のこの一言にミントは驚いている。

ミント「それって、脈アリって捉えていいの?」
執事「...僕自身、はっきりわからない。けれど、守りたいと思っている」
ミント「ワタシだけを?」
執事「...どうだろ...以前ならミントしかいなかったけれど」
ミント「ふふふ♪守りたい対象が増えちゃった?」

ミント「それでも嬉しいよ...今は私をみてくれるだけでも」
執事はこの国に来て随分変わった...変わったというより成長したと言えるのか。
なぜだか凄く嬉しい気分だ。
ミント「ね、せっかくだしこのまま一緒に寝てくれない?」
執事「構わないけど?」
ミント「そこは普通に応じるのね💦」
それでもイイか...今は、この関係性が程よい気もする。
ミント「Toisc go bhfuil grá agam duit níos mó ná aon duine eile♡」
こっそり、執事に聞こえないように呟く...


( ・ิω・ิ)しかし、髪を下ろすとミントは緑髪で黄色い瞳のお胸そこそこな魔王女様だな
( ・ิω・ิ)モデル探そうかしら?

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