くろほうくん『ももほうの兄』【ニャンノ世界】
https://suno.com/song/2c002673-ee5e-4eb1-b318-b0ea65c228be
ニャンノ世界の始まりとは何か…
桃色生体細胞と黒色生体細胞に
よる、光と闇が激突したことで起こった
偶然の産物なのである。
ニャンノ世界が誕生する以前、
世界は桃源郷のみであった。
桃色和尚と桃たちが、
平穏に暮らしていた。
安穏と平和に…しかし、その内の一体が
その世界に対して退屈だと感じ始めた。
「破滅させたい…破壊したい…」
桃色生体細胞は光でなければならない…
闇と病みに陥ったものは焼き桃にされるのをももほう兄は見てきた。
だからこそ、歪んでいく、
そのまま抵抗せずに死ぬのか…反抗せずに受け入れるのか…
従うか、機械的に…
目の前の秩序に対して…
闇が芽生える桃色が黒く変色する。
そうした不満や歪みを抱えながら
変色していった結果が、
くろほうくん変貌を遂げる。
それは、一夜の間に…だ
「くろほう兄さんごはんだよー!おかしいな…返事がない…あっ!?」
変わり果てた兄の姿に
恐怖を抱く…
「ももほう、ワシは全てを破壊する…ももほうをやめるぞぉぉー!」
発狂するカルマ、混沌の渦…
彼は壊れた…混沌へと…
秩序を破壊する闇
『黒色細胞の闇』へと至らせた。
不変、平和とは退廃と退屈を生む
故に起こったら対なる概念が誕生する。
ももほうくんはその時のことを
「虫」になった兄だと呼んだ。
歪み、果物に害を成す「虫」なのだと
「虫」とは言葉通りの虫ではない…
歪みの存在なのだと…
恐れ、恐怖、醜悪なるくろほうくんは
桃色失格となった…
燃え盛る桃源郷、真っ白だった外が、
暗くそして、無数の星が生まれていく…
ニャンノ世界の誕生である。
正義と悪を越えた細胞らによる闘争は
ニャンノ世界のその後の出来事に大きく作用し、それは他世界すらも、
桃色と黒色の因子が因縁となってめぐり合わせた。
桃色黒色研究所の論文によると、
「宿命の裏には必ず、細胞における桃色生体細胞と黒色生体細胞が引き合わせる。それが、ヒーローとヴィランの関係性である」
と指摘する。
世界線の始まり、歴史の裏には必ず
ももほうがいて、くろほうがいる。
侍冬地戦における戦いに宿る細胞の存在が表層と化した世界にて君は何を思うだろうか。
(猫メモ)
本作制作の経緯として
chiffoneさん作
『ももほうくんと、くろほうくん』
https://www.chichi-pui.com/posts/846e8ea8-419c-45ed-921d-5514c44c22f6/
や
『ももほうくんVSくろほうくん』
https://www.chichi-pui.com/posts/c168528f-0484-4120-ae1f-0744020b6146/
を見て、くろほうくん作りたい!
となって、くろほうくんがなぜ、
ももほうくんに戦いを挑むのかを
考えた結果、人類が、侍冬地戦における
キツツキ軍と反乱軍が戦った
前に遡り、ニャンノ世界の誕生には
桃色生体細胞と黒色生体細胞が
関わってるのかなと考えて
綴っていました。
また、本作はフランツ・カフカの『変身』に対する自分の考える「虫」とは何かを
考えて黒色生体細胞は歪みや破壊衝動たるものが芽生えて「虫」すなわち、昆虫や害虫としてではなく、桃色生体細胞にとっての問題、解決しなければならない存在へと成り代わったのではないかなと考えて、
黒色生体細胞、くろほうくんに込めていました。
一見すると可愛いようで、奥が深い
桃色生体細胞と黒色生体細胞の歴史を
これからも、うちの子らに付与させつつ
物語に組み込められたらいいなと思いました。
呪文
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2件のコメント
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くろほうくんの誕生エピソードと、狂気に満ち溢れた歌をありがとうございます。
くろほうくんは、歪みを否定せず、闇に特異進化した様ですね。
現在もなお、くろほう兄の意識は因子として残り、ニャンノ世界のヴィランに宿ってるとお受けしました。
くろほうくんとももほうくん
が戦っている作品と共に、世界観に対する考察には言語化されることで深まるものがあるなとなって、ももほうくんが侍冬地戦にて参戦してくれたことが、ニャンノ世界における歴史的に大きな出来事となったと共に、なぜ、キツツキハルノグやキツツキ家が悪を為すのかにおける理由にも結びついた結果となり、chiffoneさんの桃色生体細胞の歴史がニャンノ世界に革新をもたらしたなと思いました。
桃色生体細胞や黒色生体細胞から見える世界、現実の世界でも、医学的には解明されてないだけで、戦争が終わらないのは、平和が永遠ではないのは、桃色生体細胞なるものや、黒色生体細胞なるものがいるのではないかと虚構だけではないものなのかなと感じる次第ですね。
今後も、ヴィランなるもの、あるいは、影に生きる者にはくろほうくんが宿っているのを感じさせる創作をしていきたいです(о´∀`о)!
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